まいど!名調フードアドバイザーの小田です。
学生街!
自分も学生の頃にお世話になったお店ってあるけど
安くてお腹いっぱい食べられる店。
あれは今思えばどういうカラクリになってんのかな?って
聞いてみたいと思う店もあるよね~。
今日はそんな「学生街の飲食店」について
フォーカスしていくぞ!
Contents
学生をあてにするな
いきなり前提を大否定なんだけど(笑)
これは本当にそう。
だいたい、学生はお金を持っていない。
さらにいえば、
- 長期休みになると実家に帰る
- 低価格だけど量は欲しがる
- 営業時間が限られる
っていう、なかなかな悪条件を満たしているんだよな。
しかも、大学の学食って言う利益度外視の最強ライバルつきだ。
だいたい、学生の街っていうと
エンゲル係数(生計費中に占める飲食費の割合を示す係数)がかなり低い。
どうせだったら「忙しいけどお金は持っている」という
ファミリー層や単身赴任層が多いほうがいい。
だから、学生街で飲食店を開くのは結構だが、
学生を当てにしない経営が必要だってことだ。
観光客・地元客をメインに
学生をあてにしないとなれば、
観光客、そしてベーシックにリピートしてくれる
地元のお客さんをメインに店づくりをしていくことをオススメする。
県外から大学生が一人暮らしをしながら通うような大学は
地方国立大とか、その地域の有名大学っていうことが多い。
そうするとその地方を訪れる観光客が一定数いるから
その観光客にいかに気に入ってもらえるかがカギとなる。
観光客に気に入ってもらうためには、
いかに地元のお客さんに人気があるかということが指標となる。
今はインターネットで地元の評判なんて
いくらでも調べられるから
きちんと地元のお客さんに支持を得ていることが
最大の広告になる。
だからきちんと味と価格に自信を持って
飲食店としてきちんと必要なことができていれば
経営はよっぽどでない限りうまくいくということ。
当たり前のことを言っているようだが、
一昔前は味よりもどれだけ観光バスを止められるかとか
広告費を払えるかとか
そういうことがビジネスにつながってしまう時代があった。
でも今はちゃんと味が、経営力が評価される。
そんな喜ばしい時代になったということだ。
今こそ、味に磨きをかけて
自信を持って、経営してほしい。
そして、将来の日本を背負っていくであろう学生たちに
美味しい料理の思い出を刻んであげて欲しい。
彼らをあてに商売をするのではなく、
彼らをサポートし、応援するスタンス
そしてしっかりと歩んでいる人生の先輩として
その後ろ姿を見せるようなスタンスで
学生の街を支えていって欲しい。