まいど!名調フードアドバイザーの小田です。
今日はロードサイドの店舗についてお話をしていきます。
最初に言っておきますが
ロードサイドは不利。
なぜかというと見てわかる通り
すでにチェーン店がひしめきあっている
レッド―オーシャンだから。
それでもロードサイドで勝負したい!という人もいると思うから
メリット・デメリット合わせて書いていく!
看板が高い。数百万円規模を覚悟せよ。
ロードサイド店の成功の肝は
看板にかかってると言っても過言ではない。
目立たなきゃ意味がない。
通り過ぎられたら絶対にお客さんは戻ってきてはくれない。
でも看板は高い。
大型看板は制作だけで何百万もかかる。
どうしてかというと大型の看板は風圧に耐えられるように
基礎工事が必要だから。
地盤にもよるけれど、300~500万ほど
かかる場合もある。
だからロードサイドは不利になりがちっていうことね。
出店するだけで大きなハードルになっちゃうから。
立地調査がマスト。
今ロードサイドだからといって、10年後もロードサイドとは限らない。
きちんと立地の将来性を自分なりに調べて、
安心材料を揃えてから出店するのが正しいやり方だ。
ちなみにロードサイド店の場合、
1時間に最低2000台以上の車が通らないと商売にならない
と言われている。
それもトラックばっかりじゃなくて、
自家用車、営業車、そこに生活を置く人たちの車が通るのかどうか
それを調べるのが大切だ。
ちなみに他県ナンバーが多ければ
元祖!〇〇名物!びっくりラーメン!
みたいな「おっ?」と思わせる工夫が必要だし
近隣ナンバーが多ければいつ行っても楽しめる
メニューの多い店を目指すことが必要。
住宅地に近いことが重要。
意外に重要なのが、ロードサイド店とあろうとも
住宅地に接していることだ。
ロードサイドとはいえ、
車のお客さんは駐車場も必要だし
リピート率も低いので
それだけに頼っていると即、死が訪れる。
いかに地元のお客さんに愛されるか。
これが飲食店の将来を左右する
いつになっても重要な指標だ。
もっというと、ロードサイド店の決定的な弱点は
アルコールを提供できないことだ。
でも、住宅地に接していたら…?
近隣客になら酒も提供できる。
夜の客単価がバーンと上がることで
経営も盤石になろうというもの。
こういったお客さんをしっかりと大切にすることで
昼と夜、2本の柱ができるという作戦だ。
一瞬で虜にする!企画力で勝負
ロードサイドの勝負時間は3秒だ。
「腹減ったなぁ…そろそろ… ん?」
このタイミングで目に入り、即断させなければ生き残れない。
論理もマニュアルもない。
写真とキャッチコピーで腹の虫を摑まえる
その企画力と表現力にすべてがかかっている。
ここは料理人の腕と勘とセンスで
ぜひいい看板やファサードを作ってもらいたいと思う。
一見不利なロードサイド店だが、
繁華街と同様に集客力に関しては問題がないので
地の利を生かして最大限に運用してほしいと思う。
チェーン店に負けない輝きを放つことができれば
自動的に勝ち組へまっしぐらだ!