まいど!名調フードアドバイザーの小田です。
今日は商店街!
まあ日本全国見渡すと商店街も少なくなってきたけれども、
今生き残ってる商店街はそれなりに強いところだと思うから
その強さを活かさない手はないよね。
さっ!今日も頑張って商売繁盛していきましょう!
たった一人の心を掴むだけで繁盛店に!
まず理解するべきは、商店街ってところは
完全に地域密着型で商圏が確立されてるんだよね。
これはどういうことかというと、
わずかなロイヤルカスタマーの心をぎゅっと掴めば
あとは自然とお客さんが増えていく
っていう法則が使えるってこと。これ便利。
商店街ってだいたいが住宅街に近くて、
そこに来る人って決まってるんだよね。
つまり生活圏の一部。
そこに店を構えて、誰か一人にでも
「あそこの〇〇美味しいからついでに食べて帰ろうかしらぁ~」
と思わせることができたら、
同じことを思う人が100人はいるってわけ。
本当だぞ。
ま、その最初の一人が難しいんだけどねー!
地域の女性客をメインターゲットに!
イチヒャク(1人→100人)になるのは「商店街」という地域特性が
勝手に仕事してくれるってことでそこはメチャクチャ便利。
問題はその「1人」をどう生み出すかという点にある。
まずは、商店街でサラリーマンを相手にするのもおかしいから
よく来そうな地域の女性をターゲットにするよね。
30代から80代までいろんな女性がいると思うけど
ここからが大変だ。
その女性が…
- どんな服装をして
- 何人子供がいて
- どんな雑誌を読んでて
- 子供の習い事は何か?
- 仕事はしているのか?
- 美容に興味関心があるのか?
- どんなテレビドラマを見るのか?
- 友達はどれくらいか?
そういったことを事細かにイメージ化していくわけ。
自分の店に合う理想のお客さんってことだよね。
「そんな細かいところまで決める必要ある?」
って聞いてくるバカがいるけど
お前は自分が結婚するときに「どんな相手でもいい」
っていうか?
「佐々木希」とか「米倉涼子」とか言うだろ。
同じ美人の同じ女優だけどタイプが全然違う。
二人ともが全く同じラーメン食うと思うか?
佐々木希なら佐々木希専用ラーメン
米倉涼子なら米倉涼子専用ラーメンをつくらないことには
本人には絶対刺さらないってことなんだよ。
そして佐々木希が震えて喜ぶようなラーメン、
米倉涼子が体型キープを忘れるほどのラーメンを開発できたら
それが成功となってイチヒャクを生み出すってわけ。
ちょとと「おいしいな」ではなく、
震えて喜ぶってところが大事。このパワーがファンを生み出していく。
だからターゲットを明確にイメージ化して
それと共に商品化を進めていくことが大事。
割安感・お得感・非日常感が大事
ターゲットが決まったらこんどは商品開発をしていくんだけど
商店街で成功しやすい飲食店の特徴は
(ターゲットの)女性に、
割安感・お得感・非日常感を感じさせられる商品がある
ってこと。
これがどうして大事なのかと言うと、
フックが大事。
ってことね。
平凡な日常空間の中で思い出してもらうためにはなんらかのフックがないと
思い出してもらえないからね。
そしてフックがないと
「誰かに教えたい!」
ってならないもんね。
ここで大事なのは、割安感とお得感は似たイメージの言葉だけど
(価値に対して)安いということであって安売りではない。
ということな。単に安売りしてるっていう意味じゃないからな。
きちんと価値を提供したうえで、その割には安いというイメージが大事。
だから考えるべきはどう価値をたかめられるか、なんだよね。
ここは料理人の本来の腕の見せ所だよね。
地域を敵に回すな。
もうひとつ、地域密着の商店街で絶対に忘れちゃいけないのが
地域を敵に回すなってこと。
イチヒャクが容易にできるということは、
悪いうわさも容易にイチヒャクになる。
あそこは最近味が落ちたとか
地域の仕事を全くやらないとか
そういうこともめちゃくちゃ敏感に回る。
そうなったら店の評判もガタ落ちだ。
見えないところでジワジワを客足が落ちるほど
取り戻すのが難しいこともない。
だから地域との信頼は常に大切に。
地域に活かされ、地域に喜ばれる店であってほしい。